超微形態実験室 利用方法
- A. 装置予約(予約用WEBサイトから)
- 透過・走査電子顕微鏡、ウルトラミクロトーム、画像処理装置等は、
事前に予約システムで予約してから使用し、利用できなくなったときは
速やかに取り消して下さい。
装置の取り扱い方は、担当者から説明を受けてから使用し、必要に応じて補助を 要請して下さい。また、装置の調整、整備、消耗品の補給等も、担当者に要請して下さい。
なお、時間外(17:15以降および休日)の装置および部屋の利用は、時間外利用届けを事前に 提出し、担当者の了解を得て下さい。 - B. 操作認定
- 利用者による超微形態実験室の装置等の操作の中で、次の2項目にある
特殊な装置等については、利用者単独の操作を『認定者』に制限させて頂いております。
いずれも使用法を誤ると他の利用者に迷惑をかけるものに限って実施しています。
『認定者』登録を希望されます利用者は随時お申し出下さい。『認定者』以外の 利用には当室技官の補助が必要になります。
[認定制度実施項目]- 樹脂包埋(樹脂を扱う一切の作業)
超微形態解析で取り扱う試料は全て試料台帳に登録し、超微形態解析の装置、 材料を用いて試料作製を行なって下さい。登録されない試料には共同購入の材料は使用できません。
- 感染性のある試料(HB肝炎、梅毒、ヤコブ、HTL、AIDSの組織、血液等および培養物等) の持ち込み時には、必ず依頼台帳に朱書きでその具体的内容を記入しておいて下さい。 また標本瓶にも朱テープを貼って区別できるようにして下さい。
- RI物質を投与した組織、標本ブロックは当実験室内に持ち込めません。
デジタル撮影したデータはUSBフラッシュメモリ、CD等のメディアに落としてお持ち帰りください。
TEMおよびSEMの撮影において、高倍率、ステレオ、傾斜、回転、元素分析等の特殊な技術を 必要とする場合は、当室担当者に依頼することができます。
電子顕微鏡技術の習得希望者に対して技術研修をいたします。 担当者に事前に申し入れて下さい。尚、超薄切片作製技術の研修は有料となります。
電子顕微鏡に関連する観察方法、試料処理法、データ処理法などの技術的なお問い合わせに 対し、可能な限りの情報を提供しています。研究テーマに最適な方法を検討いたします。 研究計画段階でもお受けいたします。
使用料は下記に示しました。3ヶ月毎(4~6、7~9、10~12、1~3月)に集計し、 翌月利用講座に請求したします。請求内容については、講座等にて御確認頂き、 支払条件等の御指摘があれば1週間以内に担当者に御連絡下さい。 使用料の徴収は校費振替にて行います。
A.消耗品費(円)(2025年4月現在)
透過電子顕微鏡・走査電子顕微鏡の試料作製にあたり、消耗品費を試料1検体ごとに請求します。
- 透過電子顕微鏡試料作製
- Quetol-812樹脂を用いた通常試料:1検体 2,500円
- 樹脂・二次固定液抜き試料作製(樹脂等代金別途課金):1検体 2,250円
- ダイヤモンドナイフ超薄切:1検体 1,500円
- 走査電子顕微鏡試料作製:1検体 2,500円
- 特殊試料処理
- 凍結割断:1検体 1,000円
- 凍結置換:1回 9,700円(凍結置換以降の試料作製費別)
- 超薄切片作製技術トレーニング(認定証付):1名 5,000円
B.装置使用料
透過電子顕微鏡・走査電子顕微鏡・ウルトラミクロトーム・加圧凍結装置・画像処理装置の使用に対し
半日までを1単位とし、1単位あたり
- ウルトラミクロトーム : 750円
- 透過電顕JEM1220 : 750円
- 透過電顕JEM1400 : 1,800円
- 走査電顕S-48000 : 1,500円
- 走査電顕JSM-7100F : 5,900円
- 高圧凍結装置Leica EM Pact-II : 750円 (液体窒素,消耗品費別)
- サンドイッチ凍結装置MW-SFD-01 : 700円(液体窒素,消耗品費別)