TEL. 053-435-2002
〒431-3192 静岡県浜松市東区半田山1-20-1
主要機器および近年のRI研究
先進機器共用推進部RIセンター(RI使用承認:1976年5月)は、医学部における基礎・臨床研究および附属病院における臨床診断・治療に関連した43核種の非密封RI、ならびに種々の測定・実験機器が使用可能な共同利用研究施設です。RIセンターの主な設置機器の配置・一覧を、図1・表1に示します。これらの他に、シンチレーションサーベイメータ(TCS-172B、アロカ (株) )、電離箱式サーベイメータ(ICS-311、アロカ (株) )、GMサーベイメータ(TGS-136、アロカ (株) )等も整備しています。
近年は、コンベンショナルな方法によるRI標識体を用いた動物体内動態実験や、放射免疫測定、放射受容体測定、酵素活性測定、リン酸化測定、ゲルシフトアッセイ、CATアッセイ、サザンブロッティング、ノーザンブロッティング、オートラジオグラフィー等が実施されています。
排気能力が高いドラフトチャンバーが備えてあるアイオディネーション室において、125Iや18Fの標識体、ならびに99mTcのキレート化合物等の合成化学実験が可能となっています。
CO2インキュベーターおよびクリーンベンチが備えてある培養室において、腫瘍細胞をはじめとする各種細胞系へのRI取り込み実験が可能となっています。
X線実験室において、細胞へのX線照射が、また、暗室において、X線フィルムの現像が可能となっています。
測定室において、18F、99mTc、111In、123I、125I等のγ線放出核種をガンマカウンターにより、また、3H、14C、32P、35S等のβ線放出核種を液体シンチレーションシステムにより定量することができます。
In vivoイメージング研究
産学官連携推進部サイクロトロン棟(RI使用承認:2011年2月)における研究支援、放射線安全管理も担っています。
サイクロトロン棟では、RIに関連した研究として、サイクロトロン(CYPRIS-HM12S、住友重機械工業 (株) )および多目的合成装置(CFN-MPS100、住友重機械工業 (株) )を用いたPET用イメージングプローブの合成化学実験、動物用PET/SPECT/CT装置(FX、Gamma
Medica-Ideas, Inc.)を用いた動物RIイメージング実験を行うことができます。